自分の体か動かなくなって、しっかりした判断ができなくなってからでは、言いたいことを主張することはとても困難です。現代では、葬儀に関することなどを生前に決めることも可能ですし、終活として人生を設計することもできます。

大切な遺書は、自分で書いておいただけでは、法律的な効果はありませんので、弁護士に相談して正しく作成すると良いでしょう。財産がたくさんあって遺産争いが起こる場合には、先手を打って配分を決めておくことが大切ですし、自分の入りたいお墓や葬儀の方法を伝えることも必要です。

遺書の用意がないと、親族の話し合いがまとまらなかったり、家庭が崩壊することもまれにありますので、遺された人が困らないようにすることは、とても意味があります。終活のやり方は人それぞれですが、最近では相談に乗ってくれる弁護士もいますので、残りの人生を悔いなく生きるためにも行っておくと良いでしょう。

自分の人生を振り返れば、さまざまなことにチャレンジしたり苦しんだりした歴史がよみがえりますし、また、もう少しがんばる勇気が生まれることもあります。安心して余生を過ごすためにも、終活の一貫として遺書を用意すると、とても満ち足ります。